パーソナルカラー診断で、変わらなかったケース②【服装心理診断】
わたしの大切な親友、Tさんの話をします。
ケース①はコチラ↓
服装心理診断についての前ブログの記事です↓
Tさんとは、もとは同じ会社で働いていました。年はTさんが2つ上、2か月違いで中途入社したのをきっかけに出会い、すぐに仲良くなりました。
同じ店舗で働いたことはなかったものの、仕事のつらさを分かち合ったり、二人で毎年のように旅行したり…お互い会社を辞めた今も、何でも話せる間柄です。
話は昨年の夏に遡ります。
8月にスタイリストスクールの発表会があり、生身のモデルさんをコーディネートしなくてはなりませんでした。信頼している彼女にお願いしたところ、「私なんかでいいの?他にいい人がいたらいつでも言ってね!」と謙遜されながらも引き受けてもらえました。
Tさんの普段のコーデはかなりシンプルでカジュアル。アースカラーやモノトーン、特に黒が多いです(でもオシャレじゃないわけじゃなく、今どきのオシャレなブランドで洋服を買っています)。
ある日お宅にお邪魔し、発表会で使えるものはないかとクローゼットを見せてもらったのですが、意外と色んな色やデザインの洋服をあれこれと持っていました。
しかし、着ているのはいつも同じ服ばかりとのこと。試しに買ってみたものの、着ていない服がコレとコレと…とたくさんあるようでした。
パーソナルカラー診断の結果はサマー(体型と顔パーツの診断はすでに済ませていました)。後日二人で買い物に行き、淡いグレージュのブラウス、その下に同じトーンのピンクパープルのキャミソールを重ね、ボトムはラベンダー色のロングスカートを選びました。入賞はできませんでしたが、とても似合っていましたし、何よりTさんが協力的だったおかげで、発表会は無事終わりました。
◆◆◆
発表会の一か月ほど後のこと。久しぶりに会いたいねと二人で遊んだのですが、Tさんはサマーらしい色の服を着ているでもなく、いつものモノトーンコーデでした。
私は聞いてみました。
「発表会の時のスカート、あれからも着ましたか?」と。
答えはノーでした。
そのあとも2回ほど会いましたが、着ている色は、やっぱりモノトーンかアースカラー。
これは…と思い、スクールで習ったばかりの「服装心理診断」を受けてもらったところ、「一般性」の点数が最も高かったのでした。
◆◆◆
「一般性」が高い人は、自分に自信を持てない方が多く、服選びも人の目を気にしてしまいます。
これを着て目立ち過ぎたり、浮いたりしないか。張り切っちゃって…と嘲笑されてしまわないか…
そのため、目立たない地味な色の洋服を選ぶ方が、とても多いそう。
さらに親友による私調べだと、Tさんの口癖ナンバーワンは「私なんか」。「どうせ」。プライベートのことでも仕事のことでも、この枕詞がよくつきます。
自信がないのは前から感じていたし、診断の結果もその通りだったけど、どうしてその思考になってしまうのか?
地味な色から離れようとしても離れられないのは、なぜなのか?
私はどうしても気になり、先日Tさんと食事に行った際、決して責めているわけではないし、ブログのネタにしたいだけだから(オイ)と、前置きして聞いてみました。
●色んな服を買ってみたりしているし、パーソナルカラーもわかったのに、なぜ着る色がずっと変わらないのか。目が大きくて笑顔もかわいいし、友達多いしモテるし、選ぶ洋服もセンスいいと思っていると、ことあるごとに伝えてきたのに、どうしてそんなに自信が持てないのか?
●旅行へ行ったとき、街の食堂で名物を食べようとしたところ、どのメニューもその地域を代表するものだったのに、「オススメは何ですか?」と店の人に聞いていたので、もしかして自分で決定することが苦手なのではないか?
すると、
「似合う色・しっくりくる色を見つけようと挑戦はしてみるが、やはりしっくりこないし落ち着かなくて不安になり、結局否定的になってしまって着なくなってしまうので、自分の主観でそれを見つけられていない」
とのこと。
さらにしつこく質問を重ねると、
『母は、私が何か新しい事をしようとすると、「うまく行かないんじゃ」「やめた方がいいんじゃないの」と何でも否定から入ることばかりだった』
「小学生の頃は、洋服は全て母が買ってきて、自分で着たいものを選んだことがなかった。いつも気に入らない服ばかりで、実は学校に行くのがとてもイヤだった」
「母とは、娘としてかわいがられるというより、友達ではないけど、一人の人間と人間のような関係だった気がする」
と話してくれました。
なるほど…私はTさんのお母様のお話もよく聞くし、実際お会いしたこともあるのですが、フルタイムで働きつつジムに通ったり、サバサバして明るい方のようでした。親子関係が特に悪いようにも見えません。
しかし、子供の頃に
・自分の好きな物を自分で選ぶ
・それを親に認めてもらえる
こういった経験が少ないと、自分自身や、自分の選択にOKを出す、ということができづらくなるのかな…と思いました。
◆◆◆
Tさんのような方って、意外と多いのではないかと思います。
いつも同じ服ばかりになってしまって、変わった方がいいと思うけれど、なかなか変われない。
こんな方には、ムリヤリ心の扉をこじ開けて、「過去の自分と向き合って、自己肯定感を上げて、明るい色にチャレンジしましょう!」ではなく、
「少しでも変わりたいと思うのなら、パーソナルカラーの中でも印象が控えめな色や、色はモノトーンでも、デザインや素材が似合うもの・こだわっているものから始めてみませんか」
とアドバイスするのがいいのかなと思います。
実際Tさんも、 洋服の画像を見せ、くすみの強いダスティピンクとベージュの組み合わせのコーデはどうかと聞いたところ、これなら着られそう、と言っていました。
さらに、自分以外のプロや信頼している人が似合いますよ、と太鼓判を押したものなら、着てみようかと思うかも、とも。Tさんは愛着性も高かったので、それも納得です。雑誌やSNSで情報を得るより、信頼できるパーソナルスタイリストを見つけ、思い切って任せるのもいいのかもしれませんね。
私はいつでも相談ウェルカムなんですが、これまた一般性と愛着性の高さによって、「忙しそうだし、私のために時間を割いてもらうのも悪いな…」と思っているのかもしれません。どちらも、良くも悪くも他人のことをまず考える性質だからですね。Tさん読んでますか?ぜんぜん責めてませんし、いつでも相談に乗りますからねーー!!笑
◆◆◆
服装心理診断は、性格を直して似合うファッションをしよう、ではなく、【自分の性質を知って、心から納得できるファッションを選べるようになる】ためのもの、と思います。
これを受けてもらうことで、ファッションのお悩みをこじらせてしまっている方が、自分自身を否定することなく、スッキリ楽しく洋服を選ぶことができたらいいな、と改めて思うのでした。
今回はここまで!読んで下さりありがとうございます。
※「服装心理診断」は、㈳日本服装心理学協会の著作物です。
メイクレッスンを受けてきた話
先日、卒業したスタイリストスクールの先輩から、メイクレッスンを受けてきました。
#fpss の卒業生のリエさん。#イエベ秋 なので、お手持ちのパウダーファンデでセミマットに。
— カワノリ@働くママのイメージコンサルタント/おしゃ駆け寺の尼 (@non290) 2020年2月25日
普段お使いのアイテムでもちょっとしたコツで仕上がりが全然違う〜✨と感激してくださいました!#UZU のカーキのアイライナーや #アンプリチュード のセミマットリップも似合ってた〜🥰#おしゃ駆け寺 https://t.co/kqYg10EBH3
カワノリさんは、これまでにメイクアップやコスメ関連のお仕事をされていたそう。さらにスタイリストスクールでファッションのことも勉強され、もう見た目のことはお任せ~!なお方です。
一方、服は大好きですが、そっち方面に関しては本当に音痴な私…興味はあるものの、持っている化粧品も少ないです(マスカラとビューラーは、ミニマリスト時代に断捨離しました)。
しかし、起業しパーソナルカラー診断の仕事を始めると、メイクについての質問も非常に多く。それに対してきちんと答えられるようになりたいのと、私自身の日頃のメイクの疑問や悩みも解決したい!と思い、お願いすることにしたのでした。
都内のご自宅にお邪魔し、まずはパーソナルカラー別の、似合うコスメの質感や色づかいを詳しく教えていただき、それから実際に私の顔をメイクアップ。半分はカワノリさんが、半分は自分の手で、パーツごとに進めて行きます。
今までなんとなく描いてた眉も、眉ブラシを正しく使って、眉尻まで美しく。
アイラインはまつ毛の隙間を埋めたら、別の色(カーキを使ってくれました)で上にもう一本重ねて。
ノーマークだったニキビ跡、クマ、微細な影をコンシーラーで消し。
マスカラはダークパープルを下まつ毛まで塗り、アイカラーを涙袋につけ、
シェーディングし、ほっぺの高いところ・鼻筋にハイライトを入れたら…
私の顔から、これまでに一切なかったオーラのようなものが…!!
(これね、メイクや美容に詳しい方は何当たり前なことを言っているんだと思うでしょうが、ほんとうにメイク音痴なのであたたかい目でお願いしますね)
やはりオータムの私に合う色のポイントメイクなのはもちろん、ハイライトの「質感」にまで気を配っていただいたからこそ!
しかもファンデ、下地、眉パウダーは手持ちの物なのに、正しいツールと塗り方で顔に乗せたことによって…いや~こんなにも違うのですね!!
↓今回使った手持ちのコスメ。プチプラばかりなのに…!
ちなみに涙袋に使ったアイカラーは、手持ちの物ながらしばらく使っていなかったもの…これって洋服と同じで、買ったはいいがしまい込んでいたスカーフ、バッグに巻いてもいいですよ、みたいな感じです!捨てなくてよかった…!
↓コレです(400円ぐらいでした)。
その他にも
・「顔パーツ診断」の結果を用いたお悩みのカバーの仕方
私の場合は顔が長く、眉もしっかりしているのを和らげたかったので、目から下のメイクのポイントと、眉をどうしたらよいかもしっかり教えて頂きました。
・パーソナルカラー別に似合う色づかい
1位がオータムで2位がウィンターなので、濃い色のリップじゃないと顔色が悪くなるかな…と思っていたのですが、リップはベージュでも目元に色を使った、春らしいメイクにしてもらえました。
もう、収穫すぎるほどの収穫。これまでも雑誌やSNSを見てはいたのですが、どうしても他人事のようで…「人から実際に教わる」ことの臨場感は、比べ物になりませんね…!
わたしも駆け出しながら、人前に出る仕事をしている身。洋服だけでなくメイクの力で、よりパーソナルスタイリストらしい雰囲気を出せるようになった気がします。
これからは洋服に合わせてメイクを変えたりするのが楽しくなりそうです!
カワノリさん本当にありがとうございました!
めずらしくファッションの話ではなかったですが、今回はここまで!
読んでくださりありがとうございました。
※「顔パーツ診断」は㈱フォースタイルの著作物です。
ラクなのにトレンド、大人女子にオススメのパンツ
私が今、アラフォー世代の女性にリコメンドしたいパンツ。
それは、2つ前の記事で紹介したような、「柔らかい素材のゆとりあるパンツ」です。
柔らかい素材は、体型診断で分けられる4タイプのうち、3つのタイプが似合う素材。
詳しくはコチラをどうぞ↓
「体型診断」では、体型タイプを
X型、V型、A型、I型
に分けますが、
実はX型さん以外のタイプは、柔らかい素材が似合います。ということは、割とどんな方でも似合いやすいということ。
さらにですよ。よほどしっかりエクササイズをしていない限り、だいたいの方って、気になりませんか?太ももの太さ。そして後ろから見た、おしり。
お尻まわりってね…女性は特に、冷えますし絞りにくいところでもあると思います。
やせの私でさえ、体型診断だと太ももだけは少し高めの数値。
これまで診断してきた中でも、他のパーツに比べたら太ももの方が、理想値よりちょっと太め…な方も何人かいらっしゃいました。
私たちが20代のころ愛用していたスキニーは、基本的にはX型さんが得意とするアイテム。ですがどのタイプにしろ、太ももの数値が高めな方には、オススメしていません。履くことができても、あまりにピッタリパツパツだと、キツそうに見えてしまいます。
しかし今多く出ている、ゆとりあるパンツなら、おしりも太ももも目立つことなく、自然にカバーできます。
それにスキニー自体、ちょっとトレンド感に欠けているような気がしませんか?今のトレンドは、上下ともゆるっとした、リラックス感あるシルエット。ですがあまりに全身ズルズルだと、大人がやるとちょっと狙いすぎているように見えることも…。なので例えば、トップスはベーシックなものにしておいて、それにミックスするぐらいのさじ加減が、大人にはちょうどいいのではないでしょうか?
しかもですよ。言うまでもないでしょうがこのパンツ、とにかく履いていてラクです!!ウエストがゴムになっているものが多いですし、座りっぱなしの時や長距離の移動でも…たくさん食べてしまったときなんかも…。身も心もリラックスしたい休日は、私は最近もっぱら、このパンツばかり履いています…。
ハイ。オススメポイントは全部お伝えしたところで最後に、体型タイプ別のコーディネートのコツをお伝えしますね。
・X型
下がゆとりある分、トップスはジャストサイズのものでスタイルよく。ライダースやテーラードジャケットなどの固めのアイテムで、ボトムのやわらかさとのミックスを楽しむとオシャレ!
・V型
全身ゆるいシルエットが得意なので、上はロング丈でも似合います。その分小物を固い素材のものにして、大人っぽさをプラス。
・A型
重心が下がらないよう、なるべくショート丈のトップスを。ボトムはウエスト位置が下がらないよう、ジャストサイズを選んでください。やや短めの丈を選んで足首を出すと、軽やかにスタイルよく見えます。
・I型
横にボリュームが出るトップスがオススメ。肩が落ちたアウターやトップスで、上はボリューム×下はスレンダーにしてメリハリをつけてみて下さい。
こんな感じです。
体型診断は、カワサキリエのパーソナルスタイリングサービスで受けられます。体型的にどうしても似合いづらいアイテムは、他の2つの外見診断「パーソナルカラー診断」「顔パーツ診断」のポイントを押さえれば、着られることもあります。
instagramではほぼ毎日、私服コーデやパーソナルスタイリングに関する投稿をupしていますので、よかったらこちらもご覧くださいね~。
https://www.instagram.com/riekawasaki_personalstylist
今回はここまで!読んで下さりありがとうございました。
この冬ヘビロテしたカラー【色の三要素で語る】
この秋冬、毎日のコーディネートに「グレイッシュブラウン」が大活躍でした。
聞き慣れない名前の色かと思います。無印良品さんの商品の色にこの名前がついているものがあり、今回使わせて頂いています。
8月の終わりに早々と手に入れたファーバッグに始まり、カットソー、タイツ、スエードブーツ、スタンドカラーシャツ…、同じ色味のものを5点も買ってしまいました。
記事の最後の方で、この色について触れています↓
なぜこんなにこの色が使い勝手がよかったのか。今回はそれを「色の三要素」の観点から、お話ししたいと思います。
色の三要素とは、
・「色相」 赤や黄など、色味のこと
・「明度」 明るいか、暗いか
・「彩度」 色そのものの、鮮やかさ (白や黒が混ざっているほど、彩度が低い)
です。
まずは「色相」の観点から。
この色、名前のとおりブラウンの混ざったグレーなので、パーソナルカラーがオータムの私にも、手持ちの服にも合います。ですがブラウンのニュアンスは非常に弱いので、コーデに加えても色数が増えたように感じず子供っぽくならないばかりか、どうしてもほっこりしがちなオータムカラーのコーデを、グレーの力が都会的なイメージへ近づけてくれます。
次に「明度」。手持ちのアイテムは物によってちょうど中間か、それより少し暗いぐらいの明るさですが、例えばコーディネートに黒やネイビーや白を使っても、この色を挟むことで明るさのコントラストが緩和され、やはりオータムの私に似合いやすくなります(オータムはコントラストが苦手なのです)。
カットソーとタイツをこの色に↓
最後に「彩度」。色は、鮮やかであればあるほど彩度が高いということですが、「白・黒・グレー」は彩度と言った概念を持ちません(極端な話、色、ではないのですよね)。ですが色相のところでお伝えしたとおり、ブラウンが混ざっているので、この色は限りなく彩度が低い色と言えます。
今はそのような、くすみカラーと呼ばれる色が流行していますね。ベージュともブラウンともつかないような色はもちろん、淡いベージュピンクや、グレーがかったミント色なんかもそうです。同じようなトーンの色同士を合わせれば、コーディネートは自然とまとまり、大人っぽく落ち着いて見えるので、トレンドも大人っぽさも欲しい今の私にまさにピッタリ。しかもこれまた、まとまった色づかいってオータムが得意とするものなのです。
この低彩度っぷり…!↓
こんな、何色と呼んだらいいかわからないような色の流行は春も続きそうです。景気があまりよくないと、鈍い色が流行すると聞いたこともありますが…オータムの私にとってはうれしい限り。この春も引き続き、ニュアンスカラーを取り入れたファッションがしたいと思います。
今回はここまで!読んで下さりありがとうございました。
わたしの外見スペック【パーソナルカラー、顔パーツ、体型】
私の外見診断について、お伝えさせていただきます。
このブログではわたしのファッションを紹介することが多いので、「この服は色がピッタリ…」とか「体型にも合う…」と言った説明を記事のなかですると思います。
なぜ似合うのかわかりやすいよう、
パーソナルカラー診断、顔パーツ診断、体型診断
の結果を載せておきますね。
ちなみに身長は156cmで、痩せっぽちです。
まずはパーソナルカラー。
私は1位がオータム、2位がウィンター。暗めのシックな色が似合うタイプです。私服はキャメルと黒が多めです。
次に顔パーツ診断。
こちらは「マスキュリン×アダルト」タイプです(男性的で、大人っぽい)。
直線的な柄やディテールと、厚い・固い素材が似合います。
やっぱり昔からボーダーのトップスが多いし、デニムはもちろん、似合うと知ってからはレザーも好きになりました。
顔パーツ診断についてはコチラ↓
最後に、体型診断。
正面から見たら「A型」、横からは「V型」で相殺して「I型」です。
AもVもIも、柔らかい素材が似合うタイプ。
しかしわたしは上半身のボリュームがすごく少なく、ただ服を着ただけでは貧相に見えてしまうので、全身バランスはA型に寄せることがほとんどです。
体型診断についてはコチラ↓
こんな感じです。顔パーツ的には直線的で固いという要素が似合うのに、体型的には柔らかい素材が似合うという…矛盾しているようですが、これを逆手に取ってミックスコーデすればいいんだな~と、前向きにとらえています。笑
このように、パーソナルカラー・顔パーツ・体型と、全ての外見診断を受けてよく把握すると、おのずと自分の成功するコーディネートが見えてきます。
さらに「服装心理診断」では、誰のために装いたいのか、自分が洋服に求めるのは何なのかがわかると、洋服選びがもっとラクになります。人によっては、外見診断の結果など守らないほうが幸せ、なんて場合もあります。
いま挙げた全ての診断は、「カワサキリエのパーソナルスタイリングサービス」で受けられます。特に服装心理診断を茨城で受けられるのは、私からだけ…!心理学とファッションを絡めた診断なんて、面白いと思いませんか?
このブログでは各種診断のことも色々と記事にしていきたいと思います。今回はここまで!読んで下さりありがとうございました。
※「顔パーツ診断」「体型診断」は㈱フォースタイルの、「服装心理診断」は㈳日本服装心理学協会の著作物です。
パーソナルカラー診断で、変わらなかったケース①【服装心理診断】
2か月ほど前、長年お世話になっている美容師のSさんに、パーソナルカラー診断を受けていただきました。
結果はビビッドで明るい色が似合うスプリング。普段はモノトーン、カーキ、ネイビーなどベーシックカラーのお洋服ばかりですが、特に鮮やかなイエローがとてもお似合いでした。
Sさんは診断の結果になぜか大爆笑していました。ベーシックカラー大好きなのに、まさか黒やネイビーなどの暗い色が似合いづらいとは…!と。わたしこの事を全部のお客さんに言いふらすわ!今度会うときはめっちゃ明るい色の服着てるかも!りえちゃんありがとう!と、最後まで爆笑のまま見送られました。
そしてつい先日。また美容室へカットにうかがったのですが、
Sさんは、黒いパーカー、白いカットソー、グレーのスカートにレギンスという、いつものモノトーンコーデでした。
でも、これはなんとなく想定内でした。
Sさんとわたしは、洋服についてヘンなところで気が合います。ボーダーは最強だとか、ノームコアファッション全盛の頃はお互いタンスを開けたらグレーとネイビーばかりだとか、二人のあいだでしか通用しないような話で毎回盛り上がっていました。
もしかしたら洋服へのこだわりは私より強いのでは?と思ったのは、わたしがパーソナルスタイリストの仕事を始めたことを話したとき。Sさんはふと、「でもねー…ちょっと年配の人とかは、なかなかそう簡単には変わらないかもね…」ともらしたのです。
さらに洋服の話を続けていると、こうも言いました。「変えてみていいとは思うんだけどねー。何か、自分の中で決まっちゃってるんだよなー。」と。
私はこのとき、ぜひSさんに服装心理診断を受けてもらおうと思いました。
そして相も変わらずモノトーンコーデだったその日。診断は受けてもらったのですが、Sさんもお忙しくゆっくり話せなかったので、持ち帰って後で採点することに。
帰り際、「今、ファッションで一番悩んでいることはなんですか?」と聞くと、「パーソナルカラー診断を受けたけど、何を買ったらいいか迷子になってしまっている」との事でした。
帰宅してからテストの結果を確認すると、
1位…合理性・独創性(同点)
3位 愛着性
4位 規律性
でした。
前ブログの記事で、各性質についてカンタンに解説しています↓
服装心理診断は、テストの結果をレーダーグラフにし、その図形が大きいほど、洋服に対するこだわりが強いと言えます。
各項目は20点満点ですが、ここに挙げた項目の点数の全てが10点超えのSさん、やはりテストにはそれが表れています。
しかも合理性・独創性という相反する性質が同率一位。
コスパや機能性のいい洋服も、個性的な洋服もどちらも選びたいわけですから、こだわりが強くなるのも当然です。規律性もそこそこ高いので、これまで色んな洋服を買ってきた経験によって、洋服選びにおけるマイルールもご本人の中で確立されているのでしょう。
しかし、カラー診断を受けても、素直に似合う色を選んでいないそのワケは?
それは、2位である愛着性の高さによるものと考察しました。
Sさんはとても明るくサバサバとしていて、いつもご自分の失敗談や自虐ネタなどで笑わせてくれるようなタイプの方です。後輩のアシスタントさんからも、よくそんなにお客様と一日中色んな話題で盛り上がれますね…と言われたこともあるそう。飾らない性格のSさんが私も大好きです。
愛着性の高い人は、他人を喜ばせることに喜びを感じる一面があり、サービス精神が旺盛です。これを着て行ったらあの人が喜ぶだろうな、この格好なら相手も安心だろうな、と考えて着る服を決めたりします。
ご自分の性格を表すかのように、シンプルで飾り気のない洋服を着ているSさん。自分のことをネタにしてでも、お客様に会話を楽しんでもらいたいSさん。きっとSさんは、スプリングらしい色を着ることで、そのキャラを崩したくないのです。いつものままの自分で、お客様を安心させたいのでしょう。
診断の結果とその考察、そして「わかりやすく色でオシャレするより、素材やデザインがひとクセあるようなものを選んだ方が玄人感が出て満足するのではないか」とお伝えしたところ、
「まさしく、そんな感じです!!!ありがとう、本当に今後の参考にさせていただきますよ!!!どうしても、明るい色が難しくて…。」(原文ママ)
と言う返信が来てホッとしました。笑
これはスクールの先生をはじめ、色んな人が言っていることではありますが、診断を受けたからと言って、ありたい自分を置いてけぼりにしてまで、似合う物を選ぶ必要は全くないのだな、と今回のことで再確認しました。ですが似合う質感や色遣いもアドバイスできるので、診断そのものが全くムダだったわけでもないと思います。実際アクセサリーを選びぶのに、とてもお役立ていただけたようでした。
実は私の身近な人でもう一人、診断を受けても洋服が変わらなかった人がいるのですが、また別の記事で書かせていただこうと思います。
今回はここまで!読んで下さりありがとうございました。
※服装心理診断は、㈳日本服装心理学協会の著作物です。
しまむらのカットソーとリブパンツ
リニューアル後の最初の記事は、しまむらー!一昔前のイメージとは打って変わって、いまや若者に大人気ですね。
実はこれまで、ほとんど買ったことはありませんでしたが、あるインスタグラマーさんのストーリーズで、ずっと買いたいと思っていたリブ素材のパンツを見かけたのです。理想の濃いアイボリー。
リンク貼りたかったのですが、動画が削除されているのか見つけられませんでした。
この方のだったと思います。↓
一瞬見かけたストーリーズの、幅1センチほどの画像からスグにしまむらに走り、目当てのモノを見つけたわたしの執着心もなかなかと思います。
さっそくしまむらに出向き、モノを発見。宮城舞さんというモデルさんとのコラボ商品のようでした。
実物は理想としていた太さのリブで、色も思った通り。アイボリーなのでやや下着が透けそうですが、わずかに起毛した素材感で、これを履くのは3月ぐらいまでの見通し。中にタイツ履くから大丈夫でしょ。
Lサイズしか在庫がなかったのですが、しまむらのアプリから店頭にないものもお取り寄せできることを知り、自宅から近い店舗にMが届くよう手配しました。
その他も物色していると、シンプルな無地のカットソーを発見。
ずっと、自分の肌色に合うベーシックなカットソーが欲しかったのです。
実物はもうちょっとピンクっぽいです。
わずかに落ちた肩、ほどよく詰まったクルーネック。背中には縫い目のアクセント、裾はラウンドしていて後ろが長くなっていたりと、デザインもよし。タグのデザインはミセス向けの商品っぽいですが、試着してみるとトレンドも感じられるようなゆるめのシルエットでした。
色は名前をつけるならダスティローズって感じでしょうか。(タグには「薄桃」とあります)
オータムドンピシャな色ではないですが(私のパーソナルカラーはオータムです)、サマーの中のくすんだアースカラーもイケると去年気づいたので、この色も迷わず選べました。他にも今っぽいくすみカラーが何色か揃ってましたよ!
生地もコットン100なのにつるっと滑らかな風合いで、毛羽立ちや毛玉の心配もなさそう。これでお値段は891円…!買いです。
さっそく上下とも合わせてみました。
シンプルな服なので両手にバングルを。春コーデです。
靴とバッグはスポーティにしたら、ピアスも加えて少年っぽくならないようにします。服の色のおかげでフェミニンをキープするのはカンタン。
すごく今さらですがしまむら侮れませんね!これからもたまにはチェックしようかなと思いました。
また何かいい買い物ができましたら、記事にしますねー!