ファッションと、幸せな毎日~パーソナルスタイリストの日記~

ファッションは悩ましくて、楽しくて、楽しい。

この冬ヘビロテしたカラー【色の三要素で語る】

 

 

 

 

 

 

この秋冬、毎日のコーディネートに「グレイッシュブラウン」が大活躍でした。

 

 

 

 

 

聞き慣れない名前の色かと思います。無印良品さんの商品の色にこの名前がついているものがあり、今回使わせて頂いています。

 

 

 

 

8月の終わりに早々と手に入れたファーバッグに始まり、カットソー、タイツ、スエードブーツ、スタンドカラーシャツ…、同じ色味のものを5点も買ってしまいました。


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記事の最後の方で、この色について触れています↓

rie156156.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

なぜこんなにこの色が使い勝手がよかったのか。今回はそれを「色の三要素」の観点から、お話ししたいと思います。

 

 

 

 

  

色の三要素とは、

・「色相」 赤や黄など、色味のこと

・「明度」 明るいか、暗いか

・「彩度」 色そのものの、鮮やかさ (白や黒が混ざっているほど、彩度が低い)

です。

 

 

 

 

 

まずは「色相」の観点から。

この色、名前のとおりブラウンの混ざったグレーなので、パーソナルカラーがオータムの私にも、手持ちの服にも合います。ですがブラウンのニュアンスは非常に弱いので、コーデに加えても色数が増えたように感じず子供っぽくならないばかりか、どうしてもほっこりしがちなオータムカラーのコーデを、グレーの力が都会的なイメージへ近づけてくれます。

 

 

 

 

 

次に「明度」。手持ちのアイテムは物によってちょうど中間か、それより少し暗いぐらいの明るさですが、例えばコーディネートに黒やネイビーや白を使っても、この色を挟むことで明るさのコントラストが緩和され、やはりオータムの私に似合いやすくなります(オータムはコントラストが苦手なのです)。

カットソーとタイツをこの色に↓

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最後に「彩度」。色は、鮮やかであればあるほど彩度が高いということですが、「白・黒・グレー」は彩度と言った概念を持ちません(極端な話、色、ではないのですよね)。ですが色相のところでお伝えしたとおり、ブラウンが混ざっているので、この色は限りなく彩度が低い色と言えます。

今はそのような、くすみカラーと呼ばれる色が流行していますね。ベージュともブラウンともつかないような色はもちろん、淡いベージュピンクや、グレーがかったミント色なんかもそうです。同じようなトーンの色同士を合わせれば、コーディネートは自然とまとまり、大人っぽく落ち着いて見えるので、トレンドも大人っぽさも欲しい今の私にまさにピッタリ。しかもこれまた、まとまった色づかいってオータムが得意とするものなのです。

この低彩度っぷり…!↓

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こんな、何色と呼んだらいいかわからないような色の流行は春も続きそうです。景気があまりよくないと、鈍い色が流行すると聞いたこともありますが…オータムの私にとってはうれしい限り。この春も引き続き、ニュアンスカラーを取り入れたファッションがしたいと思います。

今回はここまで!読んで下さりありがとうございました。