見た目より、「ココロ」に似合う物が大事だったNさん【服装心理診断】
※この記事は、イメコンを否定するものではありません(^^)
先日、同じ県内にお住まいのNさんという方が、私のサービスをトータルコースで受けて下さいました。
鮮やかで明るい色がとてもお似合いでした!
これまでにパーソナルカラー診断を4回、骨格診断を1回、パーソナルデザイン診断、さらにはお買い物同行のサービスも受けたことがあるそう。
ご自分に似合う物はよくおわかりのハズなのに、なぜ私から診断を受けようと思って下さったのか。
お話をうかがうと、イメコン(外見診断の総称です)通りに選んだ洋服は、似合ってはいると思うが、どうも無難でしっくりこない、とのこと。私が卒業したスクールの先生のTwitterで服装心理学のことを知り、思い当たる節があり、申し込んでくださったんだそうです。
私のトータルコースにも、もちろん「服装心理診断」が含まれています。
さっそく結果を確認すると、
1位が「独創性」、2位が「規律性」でした。
Nさんはもともと、ヴィヴィアン・ウェストウッドやUNITED TOKYOなど、個性的な洋服が好きだったそうですが、年齢を考えると落ち着いた方がいいのかな…と思ったことと、もともとファッションのセンスに自信がなく、イメコンを受ければおしゃれになれるかも、と思い、これまでに何度も診断を受けてきたようです。
しかし、骨格診断での結果をもとに薦められたのは、INDIVIやUNTITLEDなど、どちらかというとコンサバでキレイめなファッション。診断結果に囚われ過ぎ、洋服は好きだったのに、より一層ダサくなった気がする…とのこと。
そうですね…「独創性」が高い方は、トレンドや個性的なファッションを好む傾向にあります。診断当日の装いは、ウエストにベルトのある無地のワンピースに、ヒールの高いパンプスでした。私には似合っているように見えましたが、やはりご自分の「ココロ」に即したファッションではないため、着ていても納得がいかない、という事でしょう。一番好きな雑誌も「GISELe」なんだそうです。
しかし2位の「規律性」が恐らくジャマをして、「診断結果通りの服を着なきゃ!」と思い込んでいるため、本来のご自分のお気持ちが二の次になっているのでしょう。このようにお伝えすると、「あー…確かにそうです…」と腑に落ちたようでした。「年齢的にも落ち着いた方が」とお考えになっているのも、もしかしたら規律性のせいかな、と思います。
お話を進めると、「他人に迷惑をかけたり行き過ぎたりしなければ、好きな洋服が着たい」とのことでした。
そうですよね、ファッションって、年相応に見えることや似合う物を守って安心するなら、それでいいし、そうでなければ守らなくていいんです。
「自分をどう表現したいか」「どんな装いなら安心していられるのか」「どんな洋服なら快適なのか」…
人それぞれ、ファッションに求める役割が違いますから、みんながみんな、似合う物を着ましょう!ではなくて、いいのだと思います。
Nさんは似合う物を知った上で、じゃあどうしたらオシャレなコーディネートになるのか、をお知りになりたいようでした。
Nさんは顔パーツ診断の結果はマスキュリン×アダルト、体型診断はA型と、お顔立ち的には直線的で固いもの、体型的には軽やかで柔らかいもの(曲線的なもの)と、お顔とお身体で似合うものが真逆なので、それに合わせてミックスコーデにしてはどうですか…とアドバイスさせていただきました。
でも、曲線要素(フェミニン)も幼い要素もお持ちで、差はわずかでしたので、フェミニンに寄せたいときは、全身柔らかい感じにしてもお似合いになりそうです。その時の気分やシーンなどで変えたりして、楽しんでいただきたいですね。
(ちなみにパーソナルデザインは、「グレース」だったそうです)
また、個性的な洋服を受け止めるベーシックなアイテムも揃えるといいことと、オシャレに見える色づかいや、ちょっとしたトレンドの傾向などについても、お伝えさせていただきました。
そしてその日の夜、こんな感想を下さいました。
「やっと私の心との答え合わせが出来たので本当に満足しています。こんなに服に対してプラスのイメージを持ったのは久しぶりです。」
「今回診断して頂き、個性を大事にしてあげようという気持ちが強くなりました。プラス診断結果を活かして少しでもお洒落になって自信をつけたいです。」
…とのことでした…
あぁ…生きててよかった…(昇天)
Nさん私の方こそ、本当にありがとうございました!
今後もぜひ、お力になれることがあったらいいなと思います。
今回はここまで!読んで下さりありがとうございました。
※服装心理診断は㈳日本服装心理学協会の、顔パーツ診断・体型診断は㈱フォースタイルの著作物です。