ファッションと、幸せな毎日~パーソナルスタイリストの日記~

ファッションは悩ましくて、楽しくて、楽しい。

服を選ぶときに考えたいこと①どこで、誰に、どう作られた服を着ている?

 

 

 

 

 

 

 

ツイッターを始めて、一年ほど経ちました。

 

 

 

 

 

 

 

毎日見ていると、ファッションの明るい・楽しい話題はもちろん、暗いニュースや現実を知ることもあります。

 

 

 

 

 

 

 

商品を安くたくさん作るために、遠い海外で、低賃金や劣悪な環境で働かされている人たちがいること。

 

 

 

 

 

 

たくさん作った末、売れ残った服は世界のあちこちで処分されるのを待っていて、処分場が満杯になるのも時間の問題ということ。

日本では一年間で29億着の衣類が作られるのに対し、半分近くは売れ残っているそう。

 

youtu.be

 

 

 

 

 

 

 

手軽に、低コストでおしゃれを楽しめて、ありがたい限りの今現在。私もその恩恵をたくさん受けてきましたが、

 

 

 

 

 

 

 

このまま、その甘い蜜をただ吸い続けるだけでいいんだろうか?と思うようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

想いが伝わってくるブランド

 

 

 

 

 

 

しかし、そんな今でも元気いっぱい情熱いっぱい、デザイナーさんのほとばしるような想いが伝わってくるようなブランドを、同じくツイッターを通して知ることができました。

 

 

 

 

 

 

そんな3つのブランドを、洋服の三要素である

「色」「形」「素材」

にそれぞれ注目して順番に、挙げていきます。

 

 

 

 

 

 

■色■

 ビビッドな色柄に惹きつけられる「RAHA KENYA(ラハケニア)」

 

t.co

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アフリカ布を使ったPCケース(RAHA KENYA ONLINE SHOPより)

 

個性的で魅力たっぷりなアフリカ布を使った商品を販売しています。

 

「国際協力や支援を目的として始めたブランドではない」としつつも、売り上げの一部をケニアの服飾職人に寄付したり、アフリカの子どもたちを支援する団体のためのクラウドファンディングなどの活動もしています。

 

※タイムリーなことに、ちょうどこの記事を書いていた日、公式HPのブログが更新されました。代表の方の国際支援との素直な向き合い方がまっすぐな言葉で綴られています。↓

 

 

 

 

 

 

 

 

■形■

 クラシカルでドラマティックなデザイン「foufou」

 

 

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こちらのワンピースは完売しています(teshion.com)
 
 
 
 
 
 
たっぷりと布を使ったワンピースやフレアスカートが人気で、購入した人が着用してくるくる回り、ボトムの広がりを楽しむ動画が、私のタイムラインにもよく流れてきます。
手の届きやすい価格なのに、着ると物語の主人公になれそうな洋服がたくさんです。
 
 
D2Cの形態であることはもちろん、原価率を高めに設定し、縫製職人へきちんと対価を支払っていること、セールはせずに在庫を売り切ることで、ポリシーである『健康的な消費』を守っているようです。
 
 
公式HPはないようですが、ブランドの事が一番分かりやすいのはnoteかなと思います。
 

 

 

 

 

 

 

 

■素材■

 ゴージャスかつ凛とした雰囲気、「renacnatta(レナクナッタ)」

http://renacnatta.com/

 

 

 

日本の余った絹の反物と、イタリアのデッドストックのシルクを融合させたスカートのほか、京都の西陣織の技術で織られたマスクが、今年話題になりました(私も買わせていただきました)。

 

コンセプトは『文化を纏う』。使わ「れなくなった」生地や素材、“将来作ら「れなくなった」となりそうな技術“を活かすモノ作りは、地球環境にも、日本の伝統的な技術を守るためにもプラスであると言えます。

 

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マスクの第一弾は、発売後10分もしないうちに完売でした(renacnatta.theshop.jp)

 

 

 

同じ京都の伝統工芸である金彩を、イタリアのシルク生地に施したピアスも。

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こちらも完売(renacnatta.theshop.jp)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きれいごとばかり言っていられない、けど 

 

 

 

 

 

 

 

恐れ多くも、こんなに人気で著名なブランドを3つも紹介させていただきましたが…

 

 

 

 

 

 

 

どのブランドからも、「できることから、周りを巻き込んで、モノ作りを通して、関わる全ての人をハッピーに」と言う想いが感じられます。

カタく表現すると、ブランド=生産者=消費者がフェアであるように努めているのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

その姿勢をとても素晴らしいと思いますし、できることなら購入して応援したい。ですが実際、これらのブランドの商品だけを身につけて生活する、と言うのも難しい話。知らないだけで、他にもたくさんあるのだと思いますが…

 

 

 

 

 

 

 

結局のところ、もう私(たち?)は、ファストファッションをはじめとした、安価で手に入りやすい洋服なしには、生活できないのです(つい先日も、某ブランドのカップ付きキャミソールを購入したばかりです)。

 

 

 

 

 

 

 

が、利益を追求するだけではなく、そこで働く人や外注先の生身の人間の生活、文化に配慮し、守っていく、

 

 

 

 

 

 

 

そういったブランドがあるということは、知っておいていいことなのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

なんだかテーマが大きくなってしまいましたが…

次回は、私が他に意識したり実行できそうなことを紹介するつもりです。

 

 

 

 

 

 

 

今回はここまで!読んでくださりありがとうございました。